無農薬にこだわった本格米焼酎「若造(わかぞう)」は多くの紹介をいただいております。
宮若市の若手農家でつくる「宮若4Hクラブ」(安田久雄会長、8人)が、自ら生産した米で作った焼酎「若造」約1300本を今月初めに売り出したところ、2週間で売り切れた。同クラブは来年、焼酎に回す米の量を増やし、増産する計画を立てている。
同クラブは、地場産米「夢つくし」のPRを目的に焼酎作りを企画。メンバーの同市原田、小川内一広さん(28)の水田(約35e)で栽培した米約600`を熊本県の酒造会社に持ち込み、製品化した。
米作りは、米ぬかをまいて除草するなど、農薬や化学肥料を一切使わないこだわりようで、焼酎の味は「まろやか」「甘味がある」と評判になった。
720ml入りで、25度(1600円)と43度(2800円)の2種類を、市内の酒類販売店や温泉旅館で販売した。来年は小川内さんの水田で収穫できる米約1200キロをすべて原料に回し、焼酎の生産量を倍増する計画という。
小川内さんは「無農薬にこだわり、安全性をアピールしたことが受けたようだ。市の特産品として定着するよう頑張りたい」と意気込んでいる。
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