那須酒造場のオリジナルの焼酎は熊本県人吉市と球磨郡で作られている球磨焼酎の中でも一番大きく取り上げられるほど美味しいと人気があり、今年開催された酒類鑑評会で那須酒造場は見事、最高ランクの優等賞を受賞。
米焼酎の本場でもっとも美味しいと称される焼酎を造る那須酒造場で私たちのこだわりのお米を酒造したことから、本当に美味しい焼酎 若造が出来あがりました。
那須酒造場は家族3人で昔ながらの道具を使い、手作りの焼酎造りをしています。蔵で発酵させる麹、カメ仕込みで昔ながらの焼酎が出来あがります。
1917(大正6)年の創業以来、こだわり、守り続けてきた伝統の技法。
それがもろぶた麹とかめつぼ仕込みです。
もろぶたとは杉の木で造られた平箱のことです。洗米し、蒸しあげた米を石室内の「床」に広げ、冷ましながら種麹を植えた後、麹室の中で一晩ねかせます。やがて広げた麹米に破精(はぜ)が認められるようになったら、もろぶたに分け、さらに一昼夜置き、麹菌の増殖を待ちます。
もろぶたに小分けすることにより、増殖のむらをより細やかに見極めることが可能となるのです。かめつぼ仕込みはその名の通り、もろみの醗酵を地中に埋めたかめつぼ内で行う仕込み法です。かめつぼ仕込みの特徴として地中にあるため低温熟成であることや、かめつぼの丸い形状によるもろみの対流効果などがあげられます。さらに、かめの通気性や
磁性などのセラミック効果により、口当たりが良くまろやかな味わいが生まれるのです。
少量のもろみを入れたひとつひとつのかめつぼに気を配り、櫂による返しを行います。酒は生きているのです。蒸留を経て貯蔵にいたっても、五感を研ぎ澄まし、味・色・香り・音・手ざわり、一秒ごとに変わってゆく酒の気配を感じとります。
機械に頼った大量生産ではとうてい全ての酒に気を配ることは不可能となります。それは家族三人、同じ目線で、全ての工程を手作りで行うからこそ可能なこだわり。
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