無農薬にこだわった本格米焼酎「若造(わかぞう)」は多くの紹介をいただいております。
全国的な焼酎ブームの中で、若宮町と宮田町の若手農業者でつくる「若宮・宮田4Hクラブ」が若宮産米を原料にした焼酎づくりに乗り出した。4月には熊本県の酒造会社に依頼していた焼酎が出来上がる予定で、若宮町内の酒店に並ぶ。4Hクラブのメンバーは「焼酎を通して、豊かな自然の中でつくられた若宮米を全国にアピールしたい」と張り切っている。
4Hクラブはヘッド(頭脳)、ハンド(技術)、ハート(心)、ヘルス(健康)の英語の頭文字の4つの「H」をとったもので、コメや果物、花、野菜、卵などを生産している若手8人が農業振興に取り組んでいる。
中山間地にあって水や空気がきれいな若宮、宮田地区で生産されるおいしいコメをアピールする方策を検討するなかで、若宮町原田の花き生産農家小川内一広さん(27)が、若宮産米を使った焼酎づくりを提案した。
昨年、小川内さん所有の35アールの水田で県産米「夢つくし」を栽培し、化学肥料や農薬を一切使わない"こだわり米≠収穫した。
このうち白米約300キロを、米焼酎づくりが得意な熊本県多良木町内の酒造会社に送って製造を委託。アルコール度数43度なら720ml瓶で約410本、25度なら約700本の焼酎が出来るという。若宮町内の酒店で販売してもらう予定で、今後、チラシなどを作ってPRすることにしている。
4Hクラブ会長で若宮町湯原の水稲・野菜生産農家毛利和登さん(30)は「焼酎が新しい特産品になって、豊かな自然や温泉、史跡がある若宮、宮田地区をアピールできればうれしい」と期待を寄せている。
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