無農薬にこだわった本格米焼酎「若造(わかぞう)」は多くの紹介をいただいております。
若宮町と宮田町の30歳以下の農業者8人で作る「若宮・宮田4Hクラブ」のメンバーが育てた米「夢つくし」を使った焼酎「若造」が完成した。6月1日から若宮町内の酒販店や温泉旅館で発売される。
同クラブは、地場産米の生産に弾みをつけたいと知恵を出し合い、焼酎造りを企画。米焼酎の生産が盛んな熊本県の酒造会社に商品化を依頼した。
こだわったのは原料の米の安全性。メンバーの小川内一広さん(27)が昨年、農薬や化学肥料を使わず、35アールの水田で試作した1600キロを原料にした。
アルコール度数25度と同43度の2種類を720ml入りの瓶で計650本造った。宮田町内の飲食店で試飲してもらったところ、「甘くて飲みやすい」、「香りがいい」などと評判だったという。
売れ行きが良ければ、来年以降は他のメンバーも米を作って増産する計画。小川内さんは「農業を取り巻く環境は厳しいと言われるが、焼酎の原料作りで農業を楽しくしたい」と意気込んでいる。
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