焼酎│若造 掲載情報│2006年5月3日 農業共済新聞

無農薬にこだわった本格米焼酎「若造(わかぞう)」は多くの紹介をいただいております。

地域に愛される焼酎づくり
初年度は1週間で完売
2006年05月03日 農業共済新聞 若造の新聞掲載記事を見る

特別栽培米焼酎は、2004年から宮若4Hクラブで取り組みを開始。一般公募で「若造」と名づけられた。あえてうるち米の「夢つくし」を原料としている理由について、「福岡県育成種である夢つくしを広めたいと思い発案しました。ポピュラーな夢つくしを使うことで可能性が広がります」と小川内さんは話す。

夢つくしは、除草剤を使わずに管理し、土には牛ふん堆肥を10アール当たり1トン、油かすや米ぬか、カニ殻を主体としたボカシを施肥して栽培する。農薬や化学肥料などは一切使用しない。小川内さんは「消費者の方に安心して食べていただきたいから」と話し、「これからの農業は安全、安心がキーポイント。消費者に認められたい」という。

焼酎は熊本県の酒造会社に製造を依頼。初年度となった05年は、300キロを使用してアルコール度数43度のものを100本(2800円)、25度を550本(1600円)製造した。宮若市の小売店や脇田温泉街を中心に卸したところ「甘味があり、すっきりとしていて飲みやすい」と好評。地元の応援もあり1週間ほどで完売したという。

小川内さんは「わたしたちの焼酎は、消費者の方に名前を付けていただき、宮若市役所にPRをお願いし、問い合わせ先を宮若市観光協会にしていただくなど、流通面以外でも多くの方々に支えられています。人とのつながりの大切さや温かさを実感しています」と話す。

今年は600キロから43度を250本、25度を1050本製造し、今年2月に誕生した宮若市の記念ラベルで5月1日から販売。予約も多く、人気は上々だ。小川内さんは「消費者の方から見ると農業は地味で暗いイメージが強く、加えて、昨今の厳しい情勢で農業者も意気消沈しています。農業がやりがいのある素晴らしい仕事だとアピールし、地域を元気づけ、農業全体を明るくしたい」と話している。


那須酒造場で球磨│焼酎の製法で焼酎│若造を蒸留。 那須酒造場は最高ランクの優等賞を受賞。 焼酎│若造の味は飲みやすい球磨│焼酎。 自家栽培米で焼酎│若造を製造する宮若市の「宮若4Hクラブ」。 那須酒造場に持ち込んで「宮若4Hクラブ」が焼酎│若造を球磨│焼酎の製法で那須酒造場でつくった。 「宮若4Hクラブ」は宮若市の米のPRと宮若市の活性化のため焼酎│若造づくりを始め、焼酎│若造は宮若市内の酒店などで販売。 若造│無農薬にこだわった米焼酎「若造(わかぞう)」